アニメ『ラザロ』がついに放送スタートしました!
『カウボーイビバップ』の渡辺信一郎監督×MAPPA制作という夢の組み合わせに加え、アクション監修には『ジョン・ウィック』のチャド・スタエルスキ。放送前から話題沸騰だったのも納得の内容でした。
第1話「GOODBYE CRUEL WORLD」は、ただの導入回にとどまらず、一気に世界観と緊張感を叩きつけてくるような圧倒的なパワーを感じました。
この記事では、その魅力を“らけるま”の視点でたっぷりとレビューしていきます。
- アニメ『ラザロ』第1話のあらすじと世界観
- 主人公アクセルやスキナー博士の魅力と立ち位置
- 映像・音楽・演出など第1話の注目ポイント
- らけるまの感想を通じて深掘りされた考察視点
世界は救われた…はずだった。第1話のあらすじと背景
物語の舞台は西暦2052年。世界は「ハプナ」という副作用ゼロの鎮痛剤によって、苦痛から解放されていました。
その奇跡の薬を開発したのが、ノーベル賞を三度も受賞した天才科学者スキナー博士。人類を救った英雄とまで称えられた彼ですが、3年後、突然姿を現し、人類に向けてこう告げます。
「あと30日。私を見つけなければ、人類は滅びる。」
実はハプナには致命的な副作用が隠されており、服用者は3年後に死に至る“時限毒”だったのです。
彼の手元には唯一のワクチンがあり、それを得るには彼自身を見つけ出すしかありません。
人類滅亡のタイムリミットが刻まれるなか、スキナーの陰謀に立ち向かうため、選ばれた5人のエージェントが「ラザロ」として集められます。
これが、終末を阻止する者たちの物語の始まりです。
📘 第1話「GOODBYE CRUEL WORLD」基本情報
- 話数:第1話
- タイトル:GOODBYE CRUEL WORLD
- 放送日:2025年4月6日(日)
- 放送局:テレビ東京系列
- 配信:U-NEXT/DMM TV/アニメ放題(24:15〜最速配信)
- 監督:渡辺信一郎(『カウボーイビバップ』)
- 制作:MAPPA × SOLA ENTERTAINMENT
- 脚本・絵コンテ:渡辺信一郎
- 作画監督:林明美、近藤圭一、桑原剛
- アクション監修:チャド・スタエルスキ(『ジョン・ウィック』)
らけるまの視点①:アクションと音楽の“異質な融合”に圧倒
まず、何と言っても印象的だったのが、主人公・アクセルの脱獄シーン。
ブラジル出身の元囚人という異色の経歴を持つ彼が、パルクールを駆使して刑務所内を縦横無尽に駆け回るシーンは、まさに映画顔負けのダイナミズム。スピード感と緊張感が同時に押し寄せてきて、目が離せませんでした。
さらに特筆すべきは、ジャズとエレクトロを基調とした音楽。Kamasi WashingtonやBonoboといったアーティストたちが紡ぎ出すサウンドは、静かな終末感と緊張感を漂わせながら、視聴者の鼓動に静かにリンクしてくるようでした。
MAPPAの映像クオリティも圧巻。都市の描写、ライティング、カメラワークなど、どれを取っても一切の妥協がなく、まさに“映画レベルのアニメ”と呼ぶにふさわしい完成度でした。
らけるまの視点②:スキナー博士の言葉が投げかける問い
スキナー博士が発した「30日」という期限。
この数字に込められた意味は、物語上のサスペンスとしてだけでなく、宗教的・象徴的なメッセージにも感じられました。
“ハプナ=救い”として機能した薬が、実は“死への導き”だったという構図は、現代の技術や医療にも通じる深い問題提起でもあります。
「便利なものは、本当に人を幸せにするのか?」という倫理的な視点が、この作品にはしっかりと存在していると感じました。
スキナーの存在は、単なる敵役ではなく、観る者に不安と問いを同時に突きつけてくるような、非常に強い“重み”を持っています。
気になったポイント:テンポの速さとキャラの描写
第1話ということで情報が多く、視聴者に説明するよりも「魅せる」ことに注力していた印象があります。そのため、SFにあまり馴染みのない方にとっては、少しとっつきにくい印象を持たれたかもしれません。
また、アクセル以外のラザロメンバーについての描写はほとんどなく、チームとしての動きは今後に持ち越しとなっています。ただ、その中で特に印象的だったのがハーシュ(CV:林原めぐみ)の存在です。
ラザロチームを統括する司令官としての登場は短いながらも、冷静かつ的確な指揮でチームの輪郭を示しており、アクセルをスカウトする場面ではその手腕が垣間見えました。
今後、彼女の背負う組織的な背景や内面も掘り下げられることに期待が高まります。
まとめ:第1話は導入として満点、考察欲も刺激される一話
『ラザロ』第1話「GOODBYE CRUEL WORLD」は、物語の核心をいきなり提示しながら、視聴者に数々の謎と期待を残す構成が非常に見事でした。
世界観、音楽、作画、テーマ性——どれを取っても一切の隙がなく、今後の展開に対するワクワクが止まりません。
個人的には、「アクションだけじゃない」哲学的な問いかけが込められている点がとても印象に残りました。
今後、ラザロのメンバーたちがどのように関わっていくのか。そしてスキナーの“真の狙い”は何なのか。
来週が待ちきれない、そんな気持ちにさせてくれる、最高の導入回でした。
※この記事は、2025年4月時点で公開されている情報に基づいて執筆しています。
作品の感想・考察はらけるま個人の見解です。
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※情報は2025年5月時点のものです。最新の配信状況は各公式サイトをご確認ください。
- 第1話は人類滅亡を巡る緊迫の導入回でした
- アクセルのパルクールアクションが大きな見どころでした
- スキナーの発言や行動から深いテーマ性を感じました
- 映像美や音楽演出により没入感が高まりました
- 第2話以降に向けた伏線がしっかりと仕込まれていました
- らけるま視点で作品の魅力を多角的にレビューしました