豪奢なクラブを舞台に、ラザロチームが潜入任務を展開。
サムとヴィジョナリーというクセの強い情報屋たちと対峙し、表と裏が交錯する“仮面の世界”で情報戦が始まった。
▶ 第4話「DON’T STOP THE DANCE」感想はこちら
『ラザロ』第5話「PRETTY VACANT」は、
“見せかけ”と”中身”、”欲望”と”信念”が交錯する策略回。
偽ワクチン発表会──という嘘の舞台を通じて、
スキナーを誘い出すための“ギャンブル”が仕掛けられます。
今回は登場人物の「顔」と「裏の動き」に注目して観ていました。
- アニメ『ラザロ』第4話のあらすじと主要キャラの動き
- 情報と欲望が渦巻くクラブ潜入任務の緊張感
- サムとヴィジョナリー、それぞれの“仮面”に隠された正体
- らけるま視点で読み解く、嘘の中にある真実の描写
策士・アーメッドの“孤独”が見せた覚悟
デルタ製薬のCEOアーメッドが主導する今回の作戦。
彼は“自らの罪”を背負いながらも、
人類と会社の未来のため、危険な賭けに出ます。
彼の静かな“後悔”と“決意”のバランスが絶妙で、
観ていて「この人もまた犠牲者なんだな…」と感じずにはいられませんでした。
📘第5話 基本情報
- 話数:第5話
- タイトル:PRETTY VACANT
- 放送日:2025年5月4日(日)
- 放送局:テレビ東京系列(23:45〜)
- 配信:U-NEXT、DMM TV、アニメ放題(24:15〜)
- 脚本:近藤 司
- 絵コンテ:寺岡 巌
- アクションコンテ:河野悦子
- 演出:三宅和男
- 総作画監督:平松禎史、kojikoji
- 作画監督:中熊太一、近藤圭一、王 維慶、高鉾 誠、光の園・アニメーション、龍 光、明 光
- アクション監督:古俣太一、岩瀧 智
らけるまの視点①:エレイナ vs “ポップコーン・ウィザード”
今回の見どころの1つは、ハッカー対決。
静かだけど命がけの戦い──
その描写が、まるで剣のように鋭く、でもどこか美しかった。
エレイナが「恐怖」ではなく「責任感」で動いていたのが強く伝わってきて、
成長と覚悟が見える最高のシーンでした。
らけるまの視点②:“仮面の正義”は誰のもの?
偽ワクチン発表会を“演じる”アーメッド。
“欺く側”でありながらも、そこに「正義」があったように思えます。
視聴者側にも「どこまでが嘘で、どこまでが本音なのか?」を突きつけてくる回でした。
これは情報社会の縮図なのかも──と思わされる1話。
🧬第5話「PRETTY VACANT」で登場したキャラクターたち
■ アーメッド・ラフマン(CV:小野大輔)
デルタ製薬のCEO。ハプナの危険性を知りながらも立場上黙認してきた人物。
表向きは冷静沈着だが、内心では強い責任感と葛藤を抱えており、今回の“偽ワクチン発表会”では自ら囮役を買って出る。
企業と人類、両方を守ることができるかという究極の選択を背負った、静かな英雄的存在。
■ リン(CV:ニーコ)
自称「ポップコーン・ウィザード」。エレイナとサイバースペース上で対決する天才ハッカー。
派手な風貌と奇抜な言動が特徴的だが、そのスキルは本物で、エレイナを本気で試そうとする態度には不思議な誠実さもあった。
デジタルの世界で生きる異端児として、物語にスピード感とユニークさを加えてくれた。
この回では、現実と仮想、真実と嘘の境界線が曖昧になる中、
登場人物たちがそれぞれの“信じる正義”をもとに動き始めているのが強く印象に残ります。
まとめ:虚無に踊らされた先に、光はあるのか?
『ラザロ』第5話は、“見せかけの答え”を武器に戦う戦略回。
その裏で浮かび上がったのは、登場人物たちの「内なる選択」でした。
特にエレイナとアーメッドの“覚悟”は、それぞれの立場を越えて胸を打ちました。
次回、ついにスキナー本人の思想がチラつき始める?
「正義と未来」の定義が再び揺れそうです。
★評価:4.4/5.0
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- 第5話は偽ワクチン発表を巡る“作戦回”として展開されました
- デルタ製薬CEOアーメッドの覚悟と苦悩が描かれました
- エレイナのハッカー対決が大きな見どころとなりました
- らけるま視点で、“正義の仮面”に込められた意図を深掘りしました
- 人類と真実の間にある“選択”が問われ始めたターニングポイントです