『ダンダダン』14話 書き起こし＆感想｜ジジの覚醒と邪視の真実が明らかに！

アニメ『ダンダダン』第14話では、ジジに宿る力の覚醒と、邪視の悲しき過去が明かされ、物語はさらに衝撃的な展開を迎えました。

今回は、ミミズの自殺念波やターボババアの活躍、そしてジジと邪視の絆が交差する濃密なシーンを、書き起こしと共に詳しく振り返ります。

見逃した方も、もう一度内容を確認したい方も、この書き起こしを読めば第14話の全貌がわかります。

ジジの母の衝撃の言葉とモモの自殺未遂

ジジの母が「死なせて」と語るショッキングな展開から物語は始まります。

その言葉を受けたモモは、感情の限界に達し、手近にあったガラスの破片を手に自殺を図ろうとします。

しかし、その瞬間、現れたのはおなじみのターボババア。

ターボババアは、ミミズの念波が家にいる人々の精神を狂わせ、自殺へと導いていると警告します。

この描写は、単なるホラー的演出ではなく、精神を侵す“呪い”のリアリティを強調するものとして非常に印象的でした。

「じゃあ、あいつのせいで両親は…？」と動揺するジジの姿は、感情移入せざるを得ない重さを持っています。

この場面では、「なぜジジだけが無事なのか」という謎が初めて提示されます。

その疑問こそが、14話の核心に深く結びついていく大きな伏線になっていると感じました。

邪視の登場でオカルンとモモが正気に戻る

ジジがオカルンとモモを抱えて逃げまわる中、2人はついに念波に飲み込まれ、意識を失っていきます。

「死なせろぉぉ！」と叫ぶオカルンのセリフが、精神の限界と念波の恐ろしさを物語っていました。

絶望が漂うその瞬間、突如現れたのが“邪視”。

邪視の出現によって、モモとオカルンは正気を取り戻します。

この現象に、ターボババアが驚きつつ解説したのが、「あいつの眼は邪眼だ」「自殺させる力がある」という事実。

一見、味方か敵かわからない邪視の能力は、ミミズの念波と拮抗することで、二重の呪いが中和されるという複雑なバランスを生み出していました。

モモはこの状況を冷静に分析し、「よくわかんないけどミミズが動き止めてる」とオカルンに攻撃の指示を出します。

変身したオカルンがミミズの首を落とすも、それが終わりではなかったことが次の戦慄の展開へとつながります。

口が再生するミミズ――この不死性の描写が、“呪いの深さ”と“因縁の強さ”を象徴していたように感じました。

邪視の過去が明らかに！人柱となった悲劇

ジジが邪視の眼を見た瞬間、彼の脳裏には邪視の過去が流れ込みます。

そこに映ったのは、小屋に閉じ込められ、鬼頭家の人柱として火山の熱で焼かれる邪視の姿でした。

生きたまま焼かれ、烏に突かれる中でも「一度でいいから、みんなと一緒に遊びたかった」と願うその声は、視聴者の胸を強く打ちます。

自殺の念波の原点ともいえる“邪視の孤独”が、この回想で明かされます。

村の因習によって命を奪われた子供、その怨念が妖怪へと変貌していく過程に、背筋が凍るような悲しみがありました。

さらに登場するナキは、「子供は大蛇様の供物。この家ごと埋める」という非情な判断を下し、村の掟を優先します。

その一方で、両親が自殺した子供が椅子に縛られているのを見た邪視は苦しむ子供を助けようとします。

「許せない。あいつらだけは――殺す」という怨嗟の言葉が、彼をただの“呪い”ではなく、怒りと正義の狭間に生きる存在として描いています。

この回想により、視聴者は「邪視＝敵」ではない、という新たな視点を得ることになります。

ジジと邪視の心の交流と裏切り

ジジは、モモやターボババアの制止を振り切って地下へと進み、封印されていた邪視のミイラと対面します。

「こんなとこに、ずっと閉じ込められて…ずっと俺のこと守ってくれてたのかよ」

この言葉から、ジジの中に芽生えたのは“同情”と“共感”でした。

モモやターボババアが「近づくな！同情するな！」と叫ぶ中、ジジは「こいつは俺たちと同じだ」と訴えます。

ジジは邪視の孤独を理解し、共に遊ぶことを誓い抱きしめるのです。

「オッケー！ヘウィゴー！一生分でも足りないくらい遊んでやる！」――その無邪気な叫びは、ジジらしい優しさの表れでもありました。

しかし、それは罠でもありました。

ジジが心を開いたその瞬間、邪視は彼の身体を奪い、ジジを苦しませ始めます。

「フゥー、言ったな…」と不敵に笑う邪視。

倒れるジジと、襲われるモモたち――。

この場面は、“絆”が“裏切り”に変わる鮮烈な転換点となり、視聴者に衝撃と切なさを同時に突きつけました。

「信用しちゃならねぇ！」と叫んだターボババアの言葉の重みが、ここで現実となります。

巨大人食ミミズとの決戦！邪視が暴走し始める

ジジの体を乗っ取った邪視は、筋骨隆々な姿へと変貌し、そのままミミズへ襲いかかります。

「やっと手に入れたでのう、この体…人間は皆殺しじゃあ！」という宣言は、もはやかつての哀しき妖怪の面影を感じさせません。

ジジの姿をしたままモモを突き飛ばし、ターボババアと対峙する様は、完全に“敵”として立ちはだかる存在となっていました。

ターボババアも負けじと「このクソだらぁ！カスが調子乗ってんじゃねけぞ！　口の利き方に気をつけろや！…」と怒号を飛ばし、力で応戦しようとしますが、相手は強力な怨念の塊。

「この器は我のものじゃ、人間に地獄を見せてやる」と語る邪視は、もはや完全に制御不能な存在へと変貌しています。

その一方で、ミミズも再生を遂げ、巨大な姿となって暴れ始めます。

ミミズの口からは強力な粘着液が垂れ流され、モモは身動きが取れなくなる危機に。

「めっちゃ粘着なんですけど！」と叫ぶ彼女のユーモアが、緊迫感の中にも一瞬の緩和をもたらしてくれます。

しかし、状況はますます悪化の一途をたどります。

邪視は“呪いの家”の怨念を凝縮した球体を生み出し、それをミミズに向かって投げつけるという暴挙に出ます。

この技は、敵味方を問わず破壊しかねない危険性を孕んでおり、暴走する邪視の恐怖が際立つ展開となりました。

オカルン再登場！次回への伏線が熱い

混乱する現場、モモやターボババアが倒れこみ、ジジの身体を乗っ取った邪視が暴走を続ける中――。

ついにオカルンが再び立ち上がります。

「テメェ、モモちゃんを殴ったな。許さねえぜ！」という怒りの言葉とともに、戦闘態勢へ突入。

それまでしびれで動けなかったオカルンが復活したこのシーンは、視聴者にとって待望の瞬間でもありました。

彼の登場は、絶望的な状況に一筋の希望を与える象徴として描かれています。

邪視の力を手に入れたジジ、そして不死性を持つミミズ――強敵2体を相手にするには、オカルンの力が不可欠なのは明白です。

さらにここで、ターボババアが語るジジの秘密が明かされます。

「星子が言ってただろ？ あいつは天才だ」と。

ジジは天性の霊力とフィジカルを持ち、邪視に“器”として狙われていた存在だったのです。

モモが「小学生の頃は普通だったのに」と驚くのも無理はありません。

しかし、この言葉からもわかるように、ジジの霊力は“覚醒型”だったのです。

それはつまり――今後の展開において、ジジがどちら側につくのかという不安定な状況が、物語にさらなるスリルを加えるということを意味しています。

🌸らけるまの感想

今回の『ダンダダン』第14話……ほんと息が詰まるような回だったよね😖💦

ジジくんの「オッケーヘウィゴー！」には笑っちゃいそうになるんだけど、背景が切なすぎて涙ぐんじゃった…。邪視の過去、重すぎる…。

あと！ターボババアのツッコミが今回も最高で、「どんくせぇクソども」とか、もう名言の宝庫🤣

ラストでオカルンが「許さねえぜ」って登場したシーン、鳥肌たった〜！🔥

次回はついにオカルンvsジジ（邪視）かな？バトルも感情も盛り上がってきてて、毎週ほんと楽しみすぎるっ💕

『ダンダダン』14話 書き起こし＆感想のまとめ

第14話は、これまでの展開とは一線を画すような濃密な心理描写とバトルシーン、そしてキャラクターたちの覚醒が詰まった回でした。

ミミズの念波による自殺強要、邪視の怨念と孤独、そしてジジとの心の交流と裏切り――。

すべてが感情を揺さぶる要素として、非常に高い完成度で描かれていたと思います。

また、ジジというキャラクターの霊力や覚醒の背景が語られたことで、今後のストーリー展開にも大きな伏線が張られました。

オカルンの復活は、次回以降の逆襲と希望を予感させ、視聴者の期待感を一気に引き上げる絶妙なタイミングでした。

「誰が敵で、誰が味方なのか」――その境界が揺らぐ中で、ますます加速するストーリーに目が離せません。

次回、第15話ではジジ（＝邪視）とオカルンの対決が本格化することは間違いないでしょう。

これまでにないスケールと深みを見せる『ダンダダン』。その真価が問われるクライマックスが、いよいよ始まります。

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