2025年放送の『僕のヒーローアカデミア』第168話「地獄の轟くん家・FINAL」は、轟家の長年の因縁に一つの区切りをつける感動の回となりました。
爆豪やデク、オールマイトの再起を描きつつ、物語の核心となる“家族の再生”が丁寧に描かれた本エピソード。エンデヴァーの引退宣言と、燈矢との対話、そしてそれぞれの家族が選ぶ未来が視聴者の心を打ちます。
この記事では、第168話の詳しいあらすじとともに、注目すべき名シーンや感想をまとめました。感動のシーンを振り返りたい方、見逃した方はぜひ参考にしてください。
- 『ヒロアカ』第168話「地獄の轟くん家・FINAL」の詳しいあらすじ
- エンデヴァーが引退を決意した理由とその背景
- 焦凍と燈矢（荼毘）の兄弟の“和解の瞬間”
- デクが無個性に戻ったことへの思いと決意
- 爆豪の涙と“ヒーローとしての再起”の覚悟
- 雄英高校の卒業式と新A組メンバーの紹介
📺 基本情報
- 作品タイトル：僕のヒーローアカデミア
- 放送日：2025年11月29日（土）夕方5：30（第168話）
- 放送局・配信：読売テレビ・日本テレビ系、全国29局ネット、ABEMA、U-NEXT、DMMTVなど
- キャスト：緑谷出久（山下大輝）/爆豪勝己（岡本信彦）/根津校長（高戸靖広）轟焦凍（梶 裕貴）/エンデヴァー（稲田 徹）/荼毘（下野 紘）/相澤消太（諏訪部順一）/プレゼント・マイク（吉野裕行）/オールマイト（三宅健太）
- STAFF：脚本：黒田洋介/コンテ：上田華子/演出：上田華子
📖 第168話「エピローグ/地獄の轟くん家・FINAL」あらすじ
「1年A組、ヒーローたち、世界中の人々に背中を押され、デクはオール・フォー・ワンを打ち破った。その瞬間、デクは死柄木と言葉を交わし、ある伝言を託されて…。戦いの後、日本に世界中から支援があり、ヒーローたちやそれ以外の人々が力を合わせ、復興の道を歩み始める。重傷を負い入院したデク、爆豪、オールマイトは胸の内の言葉を交わし、そして、雄英高校も授業が再開し、ミリオたちの卒業式、退学を決めた青山との別れ、心操のヒーロー科編入と、日々が過ぎていく。そんな中、轟は家族と共に、荼毘＝轟燈矢と正面から向き合う。」
※本記事のあらすじは『僕のヒーローアカデミア』公式サイトより引用しています。
出典：『僕のヒーローアカデミア』公式サイト
エンデヴァーの引退と“地獄の轟家”の結末
第168話では、長年の確執と苦しみを抱えてきた轟家が、ついに“家族”として荼毘＝轟燈矢と向き合う瞬間が描かれました。
焦凍・冬美・夏雄・母の冷（れい）、そしてエンデヴァーが、病床の燈矢のもとを訪れ、言葉で向き合う時間が与えられたのです。
この面会は、ただの和解ではなく、“過去の責任と向き合いながら進む”という再出発の始まりを象徴していました。
轟燈矢との面会で語られた“本音”とは
焦凍が燈矢に語りかけた「好きな食べ物は何？」という一言は、兄弟としての関係性を取り戻そうとする強い意志の現れでした。
一方の燈矢は、家族の顔を見ながらも言葉を突き放すように「観光名物じゃねぇんだよ」と吐き捨てますが、最後には「焦凍、ごめんな」と涙を流します。
この一言には、彼が心の奥底で家族を“失いたくなかった”という後悔と、長年胸に秘めていた愛情の名残がにじんでいたように感じられました。
エンデヴァーの決意「罪の償いを一生続ける」
エンデヴァーは、この面会の場で自らのヒーロー引退を宣言します。
「もはや自力で立つことすらままならん」「ヒーロー・エンデヴァーは焼かれて死んだ」という言葉からは、一人の父親として、そして人間としての覚悟が伝わってきました。
さらに彼は、「これから毎日来る」「ぶつけてくれ、お前の想いを」と語り、自分の過ちと向き合い続けることこそが生きる理由だと明言します。
帰り際、息子・夏雄は「初めてお父さんのことカッコイイって思えた」と伝え、わだかまりの一部が確かに解けたことを示していました。
地獄を生きてきた轟家にとって、この再会は赦しの始まりであり、未来への扉が少しだけ開いた瞬間だったのです。
デク・爆豪・オールマイトの病室シーンが描く“ヒーローの今”
ヒーローたちの死闘の末に迎えた病室での静寂は、まさに“嵐の後”の時間。
デク、爆豪、オールマイトの3人が、それぞれの身体と心に深い傷を抱えながらも、言葉を交わし合う姿は、戦いの本当の意味を私たちに問いかけてきます。
それは、ただの勝利では終わらない“人としての決着”でもありました。
無個性に戻ったデクが語った“夢の終わり”
デクは、ワン・フォー・オールの力を譲渡したことで、再び“無個性”に戻ったことを爆豪に語ります。
しかし、彼は「もともと無かったものだし、惜しいとかはない」と、それを失望ではなく“感謝”で締めくくるのです。
「凄い夢を見させてもらったなって感じ」というセリフに、ヒーローとしての彼の成長と器の大きさが滲んでいました。
爆豪の涙と決意｜壊れた腕と再起への覚悟
医師からは「もう元には戻らない」と宣告された爆豪の腕。
それでも彼は、「どんなきついリハビリでもやってやるぜ、今すぐにでも！」と叫び、再起への強い意志を見せつけます。
さらに、デクに対して「俺、マジでお前に何しとったんだろうな」と涙ながらに語る姿は、爆豪の内面の変化と真の和解を感じさせる感動的なシーンでした。
オールマイトが伝えた“最高のヒーロー”の継承
「初めて会った日から、ずいぶん変わった」と語るオールマイトの言葉からは、デクと爆豪が“最高のヒーロー”になったことへの深い信頼が伝わってきました。
かつて自分が見初めた少年が、今や世界を動かし、人々を奮い立たせる存在になったことを実感するこの場面は、“ヒーローのバトン”が確かに引き継がれた瞬間でした。
オールマイトにとっても、デクと爆豪にとっても、この時間はそれぞれの“答え合わせ”であり、未来への再出発の始まりだったのかもしれません。
雄英高校の卒業式と心操のヒーロー科編入
戦いを終えた後の雄英高校では、止め置かれていた先輩たちの卒業式がようやく開催され、新たな節目を迎えることになります。
その場にいる全員が、大きな喪失と再生の過程を共にし、“日常”を取り戻す第一歩を踏み出すシーンは、視聴者の胸にも静かに響きました。
そして新たな展開として、A組に心操が加わることで、新体制のスタートが描かれました。
ミリオのスピーチに見る“ヒーローの本質”
卒業生代表として壇上に立ったミリオは、「ヒーローの戦いってものは、だいたいマイナスをゼロに戻すためのもの」と語ります。
その言葉は、ヒーローとは“平和を維持する存在”であるという本質を突く名言でした。
さらに「ユーモア無き明るい未来はない」という台詞には、ナイトアイの意志を継ぐ彼らしい想いが込められていました。
見送る側にとっても、送り出す側にとっても、希望に満ちた新たなスタートを印象付ける感動的なシーンでした。
青山の退学と再出発への決意
かつて敵側に加担していた過去を持つ青山は、自らの意思で雄英高校からの退学を選びます。
「罪を償ってもう一度ヒーローを目指す」と語った青山の言葉には、過去に向き合う覚悟と未来への強い意志が込められていました。
退学を惜しむクラスメートたちに対しても「また必ず胸を張って並び立つから」と約束し、彼の再出発を見守る温かい空気が教室に広がります。
この別れは切ないながらも、真の意味での“仲間”としてのつながりを再確認する瞬間となりました。
新メンバー・心操の加入とA組の変化
そして、ついに心操が正式にヒーロー科へ編入されることが発表されます。
「入りづらい」と照れる彼を、クラス全体が大歓迎で迎えたことで、A組に新しい風が吹き込まれた印象がありました。
文化祭から続く成長の流れの中で、心操の存在は今後のA組にとって非常に大きな意味を持つはずです。
退場する青山をキラキラとしたネビルレーザーで送り出す場面もあり、笑顔と涙が交錯する、心温まる回となりました。
ヒロアカ第168話の感想｜泣ける名シーンと印象的なセリフ
第168話は、戦いの終息後に訪れた“再生と別れ”が中心となる回でした。
全編を通して印象的だったのは、家族・仲間・自分自身と向き合うキャラクターたちの姿です。
派手なバトルがない分、言葉と想いのぶつかり合いが非常に濃密で、視聴者の心に深く刺さるエピソードでした。
焦凍の「好きな食べ物は？」がもたらした兄弟の和解
家族での面会シーンの最後、焦凍が燈矢に問いかけたのは「好きな食べ物は何？」という一見唐突な質問でした。
しかしこれは、“兄弟としての距離をもう一度近づけたい”という純粋な想いの現れです。
答えた燈矢の「蕎麦」という一言と、それに対する焦凍の「同じだ」のやり取りは、言葉では語れない深い感情の交差を象徴していました。
そして、燈矢の「焦凍、ごめんな」は、ようやく吐き出された“兄”の本音であり、涙を誘う最大の名場面と言えるでしょう。
夏雄の決断と“家族のそれぞれの道”
面会後、兄・夏雄は「もう付き合わない」「彼女と籍を入れる」と語り、家族の“再生”には加わらない選択をします。
これは冷たく見える決断かもしれませんが、彼なりの“前に進む”意志の表れとして描かれていました。
一方で、エンデヴァーは「お前たちにかかる火の粉を、俺が受け止める」と語り、罪と向き合い続ける覚悟を示します。
それぞれが自分の道を選びながら、轟家という“地獄”からの再生が静かに進んでいく様子は、感情を揺さぶるものでした。
『ヒロアカ』第168話「地獄の轟くん家FINAL」まとめ
『ヒロアカ』第168話「地獄の轟くん家FINAL」は、戦いの終息後に訪れる“静かなる余韻”と“再出発”を描いた、シリーズでも屈指の感動回でした。
デクや爆豪の心の成長、オールマイトとの対話、雄英高校の再始動、そして轟家がようやく正面から向き合う姿が丁寧に描かれ、ファンにとっても大きな転機となるエピソードだったのではないでしょうか。
“戦いのあと”を描くことの難しさと重要さを、改めて教えてくれる回でもありました。
ヒーローとしての象徴を失った世界で、それぞれのキャラクターが何を選び、どう未来へ進んでいくのか。
その答えは一つではなく、多様で、それぞれが等しく尊い選択であることが語られていました。
エンデヴァーの引退宣言と謝罪、燈矢の「ごめんな」、デクの「惜しいとかはない」など、一言一言が静かに心に響くセリフばかりです。
そして次回、「笑顔が好きな女の子」へと物語は続いていきます。
復興に向けて歩み始めた世界と、新たな日常の中で、“ヒーロー”とは何かを問う旅は、まだまだ終わりません。
第168話は、そんな大きな問いに対して一つの“希望”を提示してくれたエピソードでした。
- エンデヴァーと燈矢の対話が轟家に新たな希望をもたらした
- デクと爆豪が心の奥底で分かち合えた“最高のヒーロー”の意味
- 卒業・退学・編入という3つの節目が未来への歩みを象徴
- 戦いの終わりとともに、それぞれが“自分の人生”と向き合い始めた
- 次回「笑顔が好きな女の子」では麗日にフォーカスされる可能性大！
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🌸 らけるまのひとこと感想
アニメ・漫画が大好きな考察女子🎀
今回はもう…轟家の再会シーンが本当に胸に迫りました…！
焦凍くんの「好きな食べ物は？」のセリフ、あれはもう…涙腺崩壊でしたよね😢
そして爆豪くんが泣きながらデクに謝るシーンも…ライバルであり親友であり、2人の関係がここまで来たか…！と感慨深かったです✨
まさに「再生」と「再出発」が詰まった回で、心がぎゅっとなりっぱなしでした…！
次回「笑顔が好きな女の子」もめちゃくちゃ気になる〜！！麗日さんが主役回っぽいので、デクとの関係にも注目ですね💓
みなさんはどのシーンが心に残りましたか？コメント欄でぜひ教えてくださいねっ🌟
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