NSA長官でありラザロ設立者のアベルは、ラザロの解体を議論する査問委員会に出席することに。
その場で、陸軍情報部のシュナイダーはラザロの本当の目的に気づき、秘密裏に“幻の殺し屋”とされる人物に接触します。
現れたのは代理人HQ。そして登場した殺し屋・双竜は、まるで人間らしい感情を持たない圧倒的な力の持ち主でした。
世界が崩壊へ向かう中、彼らの登場が新たな脅威となっていきます…。
▶️ 第9話「THE OTHER SIDE OF MIDNIGHT」感想はこちら2025年6月9日放送のアニメ『LAZARUS(ラザロ)』第10話「I CAN’T TELL YOU WHY」では、
ついにスキナーの“人工心臓”という衝撃の事実が明かされ、物語は大きく動き出しました。
リーランドは過去を断ち切る覚悟でアスター家に帰還し、
姉・イザベラとの確執を経て、秘密裏に存在する会員制医療ソサエティへと接触。
そこで浮かび上がるのは、スキナーの心臓モニタリングに関わるファームウェアの存在です。
果たして、ラザロたちはスキナーの居場所に辿り着けるのか?
本記事では、第10話のストーリーをネタバレ込みで解説し、
見どころや今後の展開を考察していきます。
- アニメ『ラザロ』第10話の詳細なストーリーと展開
- スキナーの人工心臓手術とそのモニタリングの意味
- リーランドとイザベラの過去、家族関係の核心
あらすじ要約
スキナーの部屋で見つかった薬の解析から、彼が人工心臓の手術を受けていたことが明らかに。
ラザロチームは、特権階級専用の医療ソサエティに目を向け、リーランドは心当たりのある実家・アスター家へと帰還します。
姉・イザベラとの再会と衝突を経て、ついに女医ミリーと接触。
スキナーの人工心臓に関するモニタリングデータを通じて、新たな手がかりを掴むことになります。
第10話「I CAN’T TELL YOU WHY」基本情報
- 放送日:2025年6月9日
- 脚本:小沢高広(うめ)
- 絵コンテ:山下明彦
- 演出:三宅和男
- 総作画監督:林 明美
- 作画監督:西村理恵、近藤圭一、中熊太一、林 明美
- エフェクト作監:古俣太一
スキナーの人工心臓が判明!その薬の正体とは
いよいよ物語の核心に迫り始めた第10話では、スキナーの身体に関する重大な秘密が明かされます。
ラザロのアジトにて、彼の部屋から持ち帰った薬の成分解析が行われ、その正体が判明することで、新たな展開が幕を開けました。
クリスが「特効薬かも」と冗談交じりに口にした薬の成分は、実は血栓を防ぐための抗血小板薬であり、主に人工心臓を使用する患者が服用する薬であることが判明しました。
解析された薬は血栓予防薬だった
ダグによる薬の解析によって、それが単なる市販の鎮痛剤やハプナに対抗する特効薬ではなく、抗血小板薬、つまり血栓の発生を防ぐ医療用医薬品であると明らかになりました。
この発見によって、スキナーが何らかの心疾患を患っていた可能性が高まり、その結果、人工心臓の移植手術を受けていたのではないかという仮説が浮上します。
また、この手術がごく限られた特権階級向けの病院で行われたのではないかという疑念も生まれ、チームは調査を開始します。
スキナーの手術は秘密裏に行われていた?
人工心臓の移植という重大な医療処置が、誰にも知られずに行われたというのは非常に不自然です。
実際、エレイナが国内の主要病院のカルテを精査したところ、スキナーに該当する記録は一切発見されませんでした。
ここから導き出された仮説が、極秘かつ完全紹介制の“会員制医療ソサエティ”の存在です。
このような病院は、通常の医療ネットワークからは完全に遮断されており、カルテの記録も一切残らないという噂が以前から囁かれていました。
都市伝説にも思えるその存在が、スキナーの過去と現在を繋ぐ手がかりとなっていくのです。
アスター家再訪|リーランドとイザベラの複雑な関係
ラザロチームが“会員制医療ソサエティ”への手がかりを探る中で、リーランドが選んだのは、自らの過去と向き合うという選択でした。
長年疎遠だった実家「アスター家」へと戻り、冷えきった関係の姉・イザベラと再会することで、新たな展開が生まれます。
家族の確執と誇り、そして悲しみが交錯する会話は、物語に深みを与えただけでなく、スキナーの手がかりを得るための重要な転機となりました。
確執だらけの姉弟が再会
アスター家の門をくぐったリーランドを迎えたのは、かつての執事と、そして姉のイザベラでした。
彼女は過去の出来事を次々と掘り起こし、まるでリーランドを責めるような口調で詰め寄ります。
「今度は何を企んでいるの?」「詐欺?窃盗?」という強烈な皮肉が飛び交い、家族というより敵同士のような緊張感が漂います。
それでもリーランドは、頭を下げて「会員制医療ソサエティの紹介」を懇願。
ここで物語は、過去と現在、私情と使命が交差する重層的な展開へと踏み込んでいきます。
イザベラが語った「アスター家を継げ」という条件
イザベラは突如、アスター家を継ぐことを条件に、医療ソサエティへの接触を許すと提案します。
それは「自分に頼み事をしたくなければ、すべてを受け継げ」という、まさに“女家長”としての本音。
リーランドはかつて、私生児として父に距離を置かれた記憶や、母の死に際にすら現れなかった父への複雑な想いを口にします。
そしてそれに対してイザベラもまた、婿養子の見合いを繰り返され、心の底で孤独を抱えていたことを吐露するのです。
「今日だけは喧嘩しないって決めてたのに…」というイザベラの一言が示すように、彼女なりの優しさや後悔が、少しずつリーランドの心を解きほぐしていきます。
最終的に、イザベラは「週末を一緒に過ごすこと」を条件に医療ソサエティを紹介。
「世界が終わるかもしれないのなら、せめて週末くらい一緒に」と語る彼女の表情には、家族の再生への小さな希望が宿っていました。
会員制医療ソサエティの正体とミリーの協力
イザベラの紹介により、ついにラザロのメンバーは会員制医療ソサエティへと足を踏み入れます。
その存在は都市伝説のように囁かれていたもので、徹底したプライバシー保護と高額な医療費を条件とする、選ばれし者のみが利用できる医療機関です。
ここでリーランドは、かつての知り合いである女医ミリーと再会を果たします。
スキナーが手術を受けた病院に辿り着く
受付にて「リーランド・アスター」の名を告げると、応対したのは旧知の女性医師・ミリーでした。
彼女はすぐにラザロの目的を察し、「どうせハプナを何とかしろって患者ばかりよ」と予約をキャンセルして協力を申し出ます。
そして、スキナーがここで実際に人工心臓の手術を受けたことを初めて明かすのです。
この情報は、ラザロにとって極めて重要な突破口となりました。
ファームウェアに隠された情報とは?
ミリーによると、最新型の人工心臓には常に心拍をモニタリングする機能が搭載されており、通常ならばスキナーの居場所も追跡可能なはずでした。
しかし、スキナーは退院後すぐに連絡先を暗号化し、モニタリングシステムから姿を消していたのです。
代わりに彼女がリーランドへと託したのは、送信システムのファームウェア。
このファームウェアを解析することで、スキナーの現在の状態や、第三者による監視の存在を突き止められる可能性があると示唆されます。
また、ミリーはリーランドの父との過去にも触れ、「彼はあなたのことを誇りに思っていた」と語り、彼女自身の想いも込めて協力を約束します。
「スキナーを見つけたら、真っ先にここへ連れてきて」と語るミリーの姿には、医師としての責任感と、母親のような愛情が垣間見えました。
こうしてラザロたちは、ついにスキナーの手がかりを掴む新たな道を歩み始めるのです。
スキナーの行方を追うモニタリングデータの解析
ミリーから提供されたファームウェアをもとに、ラザロはスキナーの人工心臓に関連するモニタリングデータの解析に着手します。
エレイナの分析によって明らかになったのは、スキナー自身の現在地ではなく、彼をモニタリングしている“監視拠点”の存在でした。
この発見は、姿を消したスキナーに再び接近するための唯一の手がかりとなっていきます。
モニタリングは現在も有効
解析の結果、スキナーの心拍データは現在も取得されていることが判明します。
つまり、彼の心臓は動いており、スキナーが生きている可能性が高いという事実を裏付ける結果でした。
しかし、信号は暗号化されており、送信先が別のルートに変更されているという点が問題です。
これは、何者かが彼の生存情報を“代わりに”管理している可能性を示唆しており、事態はさらに深まっていきます。
彼を監視している“別の誰か”が存在する可能性
スキナーのモニタリングデータは、元のシステムとは無関係の第三者の管理下にあることがほぼ確定しました。
つまり、ラザロが追っている相手は単なる逃亡者ではなく、組織的に保護または利用されている可能性のある人物だということです。
この事実により、ラザロは次なる手がかりを「監視を行っている場所」へとシフト。
その場所こそが、緯度・経度から導き出されたパキスタン・イスラマバードでした。
エレイナは「これが最後のチャンス」と強く志願し、現地への潜入を申し出ます。
彼女の覚悟に応え、ダグも同行を決意。
この展開により、ラザロの次なる舞台は中東へと移り、物語はいよいよクライマックスへと向かって加速していきます。
世界に広がるハプナの脅威とスキナーの関与
物語の背景には常に、「ハプナ」と呼ばれる人類を脅かす謎のウイルスが存在しています。
第10話では、スキナーがこのハプナにどのように関与しているのか、そしてその真相に迫る重要な証拠が描かれました。
スキポール空港での監視映像がついに公開され、ハーシュとアベルがその記録をもとに分析を進めます。
スキポール空港事件の監視映像
アベルが開示した映像は、かつて空港で起きた混乱の記録です。
そこには、スキナーがノートとペンを持った子供に対し、「シー」と指を口に当てる場面が映されており、彼が何かを伝えようとしていた様子が確認されます。
アベルは、スキナーがそのノートにハプナのプロトタイプに関する情報を記していた可能性を指摘しました。
この映像は、スキナーがただの黒幕ではなく、何らかの“内部告発”を試みていたという見方を強めるものとなりました。
スキナーが流出させたプロトタイプとは?
監視カメラが捉えた最後の瞬間、スキナーのスーツケースに銃弾が当たり、煙と共に未知の物質が飛散します。
この瞬間、アベルは「事故ではなく、意図的なプロトタイプの流出」と分析。
ハプナはこの事件を機に、世界中に拡散していったと推定されます。
その後、スキナーは陸軍情報部によって拘束された可能性が高く、事実は“テロリストによるBC兵器使用”という嘘の報道で隠蔽されていたのです。
この一連の情報により、スキナーは単なる加害者ではなく、被害者であり告発者でもあった可能性が浮上。
真実を闇に葬ろうとする巨大な組織の影が、徐々にその輪郭を現し始めています。
アリゾナ刑務所での人体実験|アクセルだけが生き残った理由
スキナーの関与する陰謀は、過去の闇へとつながっていました。
第10話後半では、ハーシュとアベルの調査により、アリゾナ州アイマン刑務所での違法な治験実験が行われていた事実が浮かび上がります。
その場所こそが、かつてアクセルが収監されていた刑務所であり、彼だけが“生きて戻ってきた”という衝撃の過去が明らかになるのです。
過去に行われた治験の闇
アベルは、アイマン刑務所で行われていたのは「新薬の投与実験」だったと語ります。
対象となったのは死刑囚や終身刑の受刑者であり、法的にも倫理的にも大きな問題を孕んだ極秘プロジェクトでした。
驚くべきことに、その“新薬”がハプナのプロトタイプだった可能性が示唆されます。
しかし、当時の実験記録はすべて削除されており、その真相を知る者はごくわずかしかいません。
アクセルの体に何が起きていたのか
ハーシュの調査により、アクセルもまたその実験の対象であったことが判明。
だが彼は、他の被験者が全滅する中で唯一生き残った存在だったのです。
アクセル自身は当時の詳細を覚えておらず、治験の直後に脱走していたため、この事実を初めて知ることになります。
彼は「何で俺だけ生きてんだ…」と自問し、その生存に何らかの意味があることを悟り始めます。
そして、ハーシュの要請で唯一の生存証人とされる当時の医師を保護するため、アクセルはすぐさま行動に移るのです。
この展開により、アクセルの過去と“ハプナの誕生”が密接に繋がっていることが明らかになり、物語はさらに核心へと近づいていきます。
新しく登場した人物
- イザベラ・アスター …リーランドの姉でアスター家の実質的な主導者。 プライドが高く、弟に対して厳しい態度を取るが、内には深い愛情も秘めている。
- ミリー …会員制医療ソサエティの女医で、リーランドの旧知の人物。 スキナーの人工心臓手術を担当し、極秘の情報を握っている。
- アスター家の執事 …リーランドを「坊っちゃま」と呼ぶ忠実な執事。 イザベラとも長年連れ添い、屋敷と家族の両方を静かに支える縁の下の力持ち。
🌸らけるまの感想

アニメ・漫画が大好きな考察女子🎀
毎週日曜はラザロで魂持ってかれてます…🌀
今回の第10話、ほんとに胸がギュッてなりました…😢
リーランドとイザベラ姉さんの再会、最初はバチバチで見てるこっちもハラハラしたけど、あの白いカーネーションのくだりで涙腺崩壊でした🌸
あとね、ミリー先生めちゃくちゃカッコよかった✨ なんだろ…静かな強さっていうの? すっごく印象に残ってます💊
スキナーの心臓データが今も動いてるってわかった瞬間、「まだ希望あるかも!」って思っちゃった😳
エレイナの決意も眩しくて、来週が待ちきれないです〜!パキスタン編、どんな展開になるのかな🛫
ラザロ、まじで毎回神回更新してくるんだけど!?😇
それにしても…ラストで幻の殺し屋がアクセルの前に現れたときは、鳥肌止まりませんでした😱
え!?このタイミングで!?って声出ちゃったし💥 次回、ついに直接対決…?って思うともうドキドキが止まりませんっ🔥
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第10話の感想と今後の展開予想
『ラザロ』第10話は、家族の再会と終末へのカウントダウンが交差する重厚な回となりました。
ハプナの脅威が現実のものとして迫る中、登場人物たちの内面と過去が丁寧に描かれ、視聴者に深い余韻を残します。
とりわけ注目すべきは、リーランドとイザベラの和解と、スキナーの居場所に一歩近づいた点です。
家族ドラマとパンデミックの融合が生む重厚な物語
アクションや謎解きだけではなく、家族との確執、和解、そして失われた絆が描かれた本話は、シリーズ全体の感情的な深みを一層増す回となりました。
イザベラの「週末を一緒に過ごしてほしい」という言葉には、終末を迎える前に人としての温もりを取り戻したいという想いが込められています。
その一方で、ラザロたちの任務は過酷さを増し、人類の運命を背負う者たちの苦悩が色濃く描かれています。
スキナーの現在地はイスラマバード?ラザロはどう動くのか
モニタリングデータの解析から導き出された地名「パキスタン・イスラマバード」は、スキナーの手がかりが存在する最重要ポイントとされました。
現地への潜入を決意したエレイナと、それに同行するダグの動きが、次回以降の物語の展開に大きな影響を与えることでしょう。
また、アクセルが追う元医師の証言によって、ハプナ誕生の決定的な証拠が明らかになる可能性も高まっています。
残された時間はあとわずか。
ラザロたちはスキナーを見つけ出し、世界を救うことができるのか。
第11話への期待が高まる中で、本作のクライマックスに向けた緊張感は、これまで以上に鋭く観る者の心を捉えています。
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- 万能薬「ハプナ」に隠された罠とは?『ラザロ』スキナーの過去と陰謀
- スキナーの人工心臓と薬の正体が判明
- リーランドがアスター家に帰還し姉と再会
- 会員制医療ソサエティで手術の証拠が発覚
- ファームウェアからスキナーの監視ルートを特定
- 空港事件の真相とハプナの流出経緯が描かれる
- アクセルの過去とハプナ治験の関係が明らかに
- 物語の舞台はイスラマバードへ、新展開へ突入
- ラストに幻の殺し屋登場、次回激突の予感!
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