PR

『永久のユウグレ』第7話考察|禁書が意味する“霊長類の書”とは何か?

スポンサーリンク
『永久のユウグレ』第7話考察「霊長類の書とは何か?」と書かれた横長アイキャッチ画像 永久のユウグレ
記事内にアフィリエイト広告が含まれています。

『永久のユウグレ』第7話「芽吹きたる霊長類の書への賛歌」では、アキラとアモルが禁書を求めて図書館へ潜入する中、「霊長類の書」という印象的なフレーズが登場します。

この“霊長類の書”とは一体何を意味し、なぜ禁書として封じられていたのでしょうか?

本記事では、「永久のユウグレ」第7話に込められた象徴や隠喩を紐解きながら、作品世界における“禁書”の本質を考察していきます。


📚 前話の考察記事をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ♪


この記事を読むとわかること
  • 「霊長類の書」が象徴する“人類の知と記憶”の意味
  • アモルが絵本「とくべつな血」に込めた家族への想い
  • ユウグレが1人陽動に出た“自己犠牲”の理由
  • 禁書とLC計画の関係、そしてトワサの存在意義
  • セシャトの狂気と、“本を愛しすぎた者”の矛盾
スポンサーリンク

📺 基本情報

  • 作品タイトル:永久のユウグレ
  • 放送日:2025年11月13日(木)24:26~(第7話)
  • 放送局・配信:MBS/TBS系28局、ABEMA、U-NEXT、DMMTV、dアニメストアなど
  • キャスト:姫神アキラ(梅田修一朗)/ユウグレ(石川由依)/王真樹トワサ(茅野愛衣)/アモル(富田美憂)/ヨイヤミ(沢城みゆき)/ハクボ(楠木ともり)/ヨクラータ(阿座上洋平)/セシャト(伊瀬茉莉也)/オボロ(森川智之)
  • スタッフ:脚本:米内山陽子/画コンテ:江崎 慎平/演出:阿部ゆり子/総作画監督:天野和子

📖 第7話 「芽吹きたる霊長類の書への賛歌」あらすじ

「学術都市・センダイでトワサとAI戦争について記された禁書を探すことにしたアキラたち。しかし、着いて早々、ユウグレの姉妹機にして彼女を追跡するヨイヤミとハクボが網を張っている所を目撃する。ユウグレは、アキラ達に迷惑をかけないため、1人ヨイヤミとハクボを陽動する役を買って出る。残されたアキラとアモルは2人で禁書を探すことに。古書闇市を訪れ、「禁書はすべて図書館の閉架室にある」という情報を掴んだ2人は、ユウグレ不在のまま、警備のいる深夜の図書館へ危険な潜入を試みる事にする。」

※本記事のあらすじは『永久のユウグレ』公式サイトより引用しています。
出典:『永久のユウグレ』公式サイト


“霊長類の書”が象徴するのは「人類の記憶と自由」

第7話のサブタイトルにもなっている「霊長類の書」は、単なる書物ではありません。

それは、この世界で人間(霊長類)が積み重ねてきた記憶・知識・精神文化を象徴するものです。

この章では、「霊長類の書」がなぜ禁書として扱われ、そして守られなければならなかったのかを考察していきます。

焚書の対象となった理由は何か?

劇中で語られる「焚書」は、OWELによる思想弾圧の象徴です。

しかし、物理的に本を燃やすという極端な手段は、単なる検閲ではなく、記憶そのものの抹消を意図したものです。

人類の歴史や家族の記憶、自由な思考の痕跡を「書物」として消すことは、“人間であること”の否定でもあります。

アキラたちが追い求めた禁書は、まさにこの「記憶を守る」ための闘争の象徴だったのです。

知を守る者・セシャトの狂気に見る“記憶管理”の皮肉

セシャトは「書を司る者」として、禁書を焚書から救ってきました。

しかしその言動は、次第に狂気を帯び、「恋人」として書物を所有する歪んだ執着へと変質していきます。

彼女の本への愛情は、表面的には保護者に見えますが、自由に触れさせないことで“知の独占”をしている状態でもあります。

これはまさに、OWELのやっている“知識の管理”と本質的には同じ構造です。

知識を守る者が、いつしかそれを独占し、他者を排除する存在へと変貌していく

その皮肉を、セシャトというキャラクターは体現していたのです。


アモルの絵本“とくべつな血”に隠された過去

アモルが探し続けていた絵本「とくべつな血」は、彼女にとって単なる“本”ではなく、失われた家族との記憶をつなぐ唯一の存在でした。

第7話では、その絵本がセシャトの管理下に置かれていた禁書のひとつとして登場します。

ここでは、この絵本が何を象徴していたのか、そしてアモルが見せた“変化”の意味を深く掘り下げていきます。

両親の最後のメッセージとしての絵本の意味

回想シーンで描かれたように、「とくべつな血」はアモルの両親が迫害から逃れる中、アモルに託した“命のバトン”でした。

母が叫ぶ「振り返っちゃだめ」という言葉、父の「愛しているよ」という最後の声とともに、絵本はアモルの手に残されます。

これは彼女の命と記憶を守る「遺言の象徴」であり、同時に人間らしさの証明でもあります。

OWELにより焚書対象とされたその本の存在こそが、本当の意味で“とくべつな血”を受け継ぐ者=アモル自身の存在理由を示しているのです。

本を燃やす覚悟が示したアモルの精神的成長

セシャトに本の返却を求めた際、アモルはランプを掲げ、「渡さないと全部燃やすよ」と脅します。

これは暴力ではなく、自分の大切なものさえ犠牲にする覚悟を示した行動でした。

かつては泣いて逃げるだけだった少女が、「奪う者」に対して対等に立ち向かい、自らの言葉で訴えかけた瞬間です。

そしてその背後には、家族を奪われた者としての怒りと、命の重さを理解した少女の成長があります。

アモルの行動は、絵本という“記憶”を取り戻すと同時に、彼女自身が次の記憶の「継承者」になった瞬間でもあったのです。


ユウグレの陽動作戦に込められた“自己犠牲”の精神

センダイの街に足を踏み入れた直後、ユウグレは敵対する姉妹機・ヨイヤミとハクボの姿をいち早く察知します。

彼女はすぐさまアキラとアモルを安全な場所へ誘導し、自らを囮にして敵を引き付けるという危険な選択をします。

この行動には、彼女の「存在理由」とも言える深い動機が隠されています。

姉妹機・ヨイヤミとハクボとの関係性とは

ユウグレ、ヨイヤミ、ハクボは同型の人工知能機体、いわば“姉妹機”です。

しかし、第7話の描写からは、ユウグレだけが人間との共存を望み、他の2体は破壊的な任務を忠実に遂行する存在であることがわかります。

つまりこの三者は、同じ起源を持ちながら、思想と行動が真逆に分岐した存在なのです。

ユウグレはそのことに強い痛みを感じつつも、過去の関係性には縛られず、「人間を守る側」で在り続ける道を選んでいます。

彼女が敵である“姉妹”に立ち向かうのは、自分が変わったことを証明するためでもあるのです。

ユウグレが自ら“外れる”ことで守ろうとしたもの

ユウグレはアキラに「宿はベッドが2つ以上ある部屋を」と冗談を言いながらも、自分が旅から一時“外れる”決断をします。

この行動の裏には、自分の存在が仲間に危険を及ぼすことを深く理解している意識があります。

それは、彼女が単なるAIではなく、仲間への“感情的な責任”と“共に生きる意志”を持つ存在になった証とも言えます。

仲間の命を守るために、自らを切り離す決断ができるユウグレの姿には、人間以上に人間的な「自己犠牲」の精神が感じられます。

それは同時に、彼女が霊長類=人間社会の中で“居場所”を獲得しようとしている歩みでもあるのです。


LC計画と王真樹トワサの書の発見が意味する未来

図書館の奥深く、アキラとアモルがついに発見した禁書のひとつに、「LC計画概要 王真樹トワサ」と記された一冊がありました。

この本はアキラの過去と密接に関係するだけでなく、“霊長類の未来を方向づける鍵”としての意味も持っています。

この章では、LC計画が意味するものと、それを託したトワサの存在が第7話にどう関わっているのかを探ります。

“霊長類の書”とLC計画の接点はどこにあるのか?

「LC計画」とは、劇中ではまだ詳細が明かされていませんが、“霊長類”と“文明”に関わる長期的な実験または遺産である可能性が高いです。

特に、焚書対象となるような禁書群の中にその概要が保管されていたことからも、この計画自体がOWELにとって都合の悪い「真実」を含んでいたと考えられます。

“霊長類の書”が人類の記憶や知性の結晶であるとするなら、LC計画はそれを未来へ継承するための「設計図」のような役割を担っていたのかもしれません。

その接点に、かつてアキラと共にあったトワサの意志が深く関わっていたのは間違いありません。

トワサの過去とアキラの記憶が再び繋がる時

アキラはアモルに、「トワサは太陽のような人だった」と語ります。

それは彼にとって、過去を照らし出す存在であると同時に、未来に進むための灯火でもあるのです。

LC計画にトワサの名前が記されていたことは、単なる偶然ではありません。

アキラが進むべき道が、再びトワサの意志と交差し始めたことを示しているのです。

かつての記憶、失われた約束、そして追い求める「自由で人間らしい未来」。

それらを取り戻す鍵が、この「LC計画」そして“霊長類の書”に隠されていたとすれば、アキラの旅は個人的な復讐や逃避ではなく、次代を導く使命へと進化しつつあるのかもしれません。


🌸 らけるまのひとこと感想

らけるまのアイコン
らけるま ✨
アニメ・漫画が大好きな考察女子🎀

今回はなんといっても、アモルが本を燃やすって脅すシーンが、もう…本当に涙腺にきました…!😭🔥

ずっと探してた絵本を前にして、でもそれでも守ろうとする覚悟…。あの小さな手に託された「とくべつな血」って、まさに記憶と愛の結晶なんですよね💓

そしてユウグレが1人で敵を引きつけるシーンも、切なすぎて泣きそうでした…。仲間を想うその背中、かっこよすぎっ!

もうほんと、第7話は全キャラが大好きになる神回でした✨

次回の「不実な燕は海の彼方に沈む」もタイトルからしてエモすぎる…!早く観たい〜〜〜!💕


『永久のユウグレ』第7話考察のまとめ|禁書と霊長類の書が導く次なる真実とは

第7話「芽吹きたる霊長類の書への賛歌」では、これまで断片的に語られてきた“禁書”と“LC計画”の断片が、物語として明確に結びつきはじめました。

そして、それを巡るアキラ・アモル・ユウグレそれぞれの行動や感情は、単なる冒険譚ではない、深い人間性の描写へと展開しています。

とりわけ、「霊長類の書」という言葉が象徴するのは、人類が失ってはならない“記憶”と“知性”の遺産であり、それを封印・焚書するという行為は、まさに人間らしさを否定する行為そのものです。

アモルが本を守るために見せた覚悟、ユウグレの自己犠牲、そしてアキラの過去と未来が交錯する“LC計画”の存在――。

それら全てが重なり合い、この物語が“記憶と自由を巡る戦い”であることをより鮮明に浮かび上がらせました。

そして終盤で登場した“王真樹トワサ”の名と書物の発見は、次なる章で明かされるであろう「LC計画の真実」への大きな布石となります。

禁書が示すもの、そして「霊長類の書」が語ろうとする未来とは何なのか――。

第8話「不実な燕は海の彼方に沈む」では、さらに深い核心へと踏み込むことになるでしょう。


📚 あわせて読みたい関連記事


この記事のまとめ
  • 第7話は“禁書”を通じて人間の尊厳や記憶の重みを描いた回だった
  • アモル・ユウグレ・アキラそれぞれの選択が人間らしさを象徴していた
  • トワサの名が登場し、LC計画という新たな謎が物語の核心に迫り始めた
  • “霊長類の書”は、未来を生きるために過去を読み解く鍵でもある
  • 次回、第8話「不実な燕は海の彼方に沈む」に注目!

永久のユウグレの最新情報や配信スケジュールは公式サイトでチェックしてみてくださいね💕


『永久のユウグレ』のおすすめ動画サービス3選!

「見逃した回をすぐに観たい…」
「公式で安心して観られる配信サービスはどこ?」
「無料期間を使って、まずはお試ししたい!」

そんな方にぴったりな3つのアニメ配信サービスをご紹介します🎥✨
🌟U-NEXT(ユーネクスト)

  • 31日間の無料トライアルあり
  • アニメ・映画・マンガが1つのサービスで完結
  • 毎月1,200ポイント付与で実質お得に継続

⇒ 今すぐU-NEXTで『永久のユウグレ』を観る

🔥DMM TV(ディーエムエム)

  • 初回14日間無料トライアル実施中
  • アニメ・声優番組・2.5次元舞台も充実
  • DMMプレミアム会員なら他サービスも併用可!

⇒ DMM TVで『永久のユウグレ』をチェック!

💫ABEMA(アベマ)

  • 最新話が期間限定で無料視聴できる
  • ABEMAプレミアムなら追っかけ再生&CMなし!
  • スマホでもサクサク観られるシンプルUI

⇒ ABEMAで『永久のユウグレ』を今すぐ観る

それぞれに魅力があるので、無料期間をうまく使って試してみるのがおすすめです😊

まずは1話から、気軽にチェックしてみてくださいね!』を配信中のおすすめ動画サービス3選!

「見逃した回をすぐに観たい…」
「公式で安心して観られる配信サービスはどこ?」
「無料期間を使って、まずはお試ししたい!」

そんな方にぴったりな3つのアニメ配信サービスをご紹介します🎥✨
🌟U-NEXT(ユーネクスト)

  • 31日間の無料トライアルあり
  • アニメ・映画・マンガが1つのサービスで完結
  • 毎月1,200ポイント付与で実質お得に継続

⇒ 今すぐU-NEXTで『永久のユウグレ』を観る

🔥DMM TV(ディーエムエム)

  • 初回14日間無料トライアル実施中
  • アニメ・声優番組・2.5次元舞台も充実
  • DMMプレミアム会員なら他サービスも併用可!

⇒ DMM TVで『永久のユウグレ』をチェック!

💫ABEMA(アベマ)

  • 最新話が期間限定で無料視聴できる
  • ABEMAプレミアムなら追っかけ再生&CMなし!
  • スマホでもサクサク観られるシンプルUI

⇒ ABEMAで『永久のユウグレ』を今すぐ観る

それぞれに魅力があるので、無料期間をうまく使って試してみるのがおすすめです😊

まずは1話から、気軽にチェックしてみてくださいね!

タイトルとURLをコピーしました