ポケモン映画は1998年に公開された「ミュウツーの逆襲」から始まり、長年にわたり多くのファンを魅了してきました。この記事では、歴代ポケモン映画を公開順に一覧で紹介し、シリーズの特徴や変遷、注目すべき作品も解説していきます。
✅ この記事を読むとわかること
- ポケモン映画の歴代タイトルとその公開順が一覧でわかる
- 各シリーズの特徴や時代ごとのテーマが整理されている
- なぜ最近は映画が公開されなくなったのかが理解できる
- 今後のポケモン映画に期待できる展開がわかる
- 思い出を振り返りながら、自分のお気に入り映画を見つけるヒントになる
ポケモン映画の歴史とは?
ポケモン映画の始まりは、1998年公開の「ミュウツーの逆襲」でした。
それ以降、毎年夏に公開される恒例イベントとして、子どもから大人まで多くのファンに愛されてきました。
幻や伝説のポケモンが活躍するストーリー構成が最大の魅力です。
1998年に公開された第1作「ミュウツーの逆襲」は、ただの子ども向けアニメではなく、大人にも深く刺さる哲学的なテーマを描いて話題になりました。
“命とは何か”“コピーと本物の違い”など、当時としては斬新な切り口が評価され、ポケモン映画シリーズの地位を確立するきっかけとなりました。
この作品が以降の映画シリーズの方向性を大きく形づくったのです。
また、毎年夏休みに公開される形式が定着したことで、家族や友人と一緒に映画館へ足を運ぶ恒例行事としても根付いていきました。
テレビアニメとの連動や、入場者特典として幻のポケモンがゲーム内でもらえるという仕組みがあったのも、多くのファンを引き込んだ理由の一つです。
親世代がかつて観た映画を、今度は子どもと一緒に楽しむという世代を超えた文化にも成長しました。
特に注目すべきは、幻・伝説ポケモンとのタイアップが作品ごとに設定されていたことです。
ミュウ、ルギア、セレビィ、ジラーチといった人気ポケモンが、それぞれの映画で中心的な存在として描かれ、毎年の“誰が登場するか”という期待感も話題の一因となっていました。
これが単なるアニメ映画ではなく、“イベント性のあるエンタメ作品”としての価値を高めていたのです。
歴代ポケモン映画一覧【公開順まとめ】
ポケモン映画は1998年の第1作から2020年まで、毎年欠かさず公開されてきた長寿シリーズです。
各作品には、その時代のゲームやアニメと連動した幻・伝説ポケモンが登場し、独自の世界観を築いてきました。
以下の表では、公開年・タイトル・登場ポケモン・特徴を一覧にまとめています。
公開年 | タイトル | 登場ポケモン | 主な特徴 |
---|---|---|---|
1998年 | ミュウツーの逆襲 | ミュウツー・ミュウ | 人間とポケモンの存在意義を問う |
1999年 | 幻のポケモン ルギア爆誕 | ルギア・三鳥 | 環境テーマを描いた海の伝説 |
2000年 | 結晶塔の帝王 エンテイ | エンテイ | 少女の願いが現実を変える |
2001年 | セレビィ 時を超えた遭遇 | セレビィ・スイクン | 時間を超える友情 |
2002年 | 水の都の護神 ラティアスとラティオス | ラティアス・ラティオス | ヴェネツィア風の都市を舞台にした兄妹の絆 |
2003年 | 七夜の願い星 ジラーチ | ジラーチ | 七日間しか目覚めない幻のポケモン |
2004年 | 裂空の訪問者 デオキシス | デオキシス・レックウザ | 宇宙生命体と地球の守護神の対立 |
2005年 | ミュウと波導の勇者 ルカリオ | ミュウ・ルカリオ | “波導”の力を巡る歴史と絆 |
2006年 | ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ | マナフィ・カイオーガ | 海と生命の神秘に迫る |
2007年 | ディアルガVSパルキアVSダークライ | ディアルガ・パルキア・ダークライ | 時間と空間、夢の守護者の戦い |
2008年 | ギラティナと氷空の花束 シェイミ | ギラティナ・シェイミ | 裏世界“反転世界”と感謝の心 |
2009年 | アルセウス 超克の時空へ | アルセウス・ディアルガ 他 | ポケモン世界創世の神を描く |
2010年 | 幻影の覇者 ゾロアーク | ゾロア・ゾロアーク | イリュージョンと母子の絆 |
2011年 | ビクティニと黒き英雄ゼクロム/白き英雄レシラム | ビクティニ・ゼクロム/レシラム | 選択する心と英雄の物語 |
2012年 | キュレムVS聖剣士ケルディオ | ケルディオ・キュレム | 修行と成長を描く少年譚 |
2013年 | 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒 | ゲノセクト・ミュウツー | 再び登場したミュウツーと未来の遺産 |
2014年 | 破壊の繭とディアンシー | ディアンシー・イベルタル | 美と破壊の対立と友情 |
2015年 | 光輪の超魔神 フーパ | フーパ | 多次元を超えるポケモンバトル |
2016年 | ボルケニオンと機巧のマギアナ | ボルケニオン・マギアナ | 科学と伝承の融合 |
2017年 | キミにきめた! | ホウオウ 他 | TV第1話のリブート・感動作 |
2018年 | みんなの物語 | ゼラオラ | 群像劇と絆の描写が話題 |
2019年 | ミュウツーの逆襲 EVOLUTION | ミュウツー・ミュウ | 第1作の3DCGリメイク |
2020年 | ココ | ザルード・セレビィ | ポケモンと人間の親子愛 |
シリーズの節目を振り返る
ポケモン映画は長年にわたり進化を続け、時代ごとに明確な“節目”があります。
それぞれの時期には、映像技術やストーリー構成、登場ポケモンに大きな変化があり、ファンの心に残る名作が生まれました。
ここでは、シリーズを4つの時代に分けて、その特徴と魅力を振り返ります。
第1期:1998年〜2002年(赤緑・金銀時代)
初期のポケモン映画は、原点にして最も“重厚”な作品が揃っている時期です。
「ミュウツーの逆襲」や「ルギア爆誕」では、生命、自然、存在意義といった大人も考えさせられるテーマが中心に描かれました。
また、当時のゲームシリーズ(赤・緑、金・銀)と直結したストーリー展開が多く、ゲームと映画が密接に連動していました。
第2期:2003年〜2010年(アドバンスジェネレーション〜DP)
この時期は、新たな幻ポケモンの“初登場の場”として映画が重要な役割を果たしていました。
ジラーチ、デオキシス、ルカリオ、マナフィ、ダークライなど、TVでは描かれない特別な存在が毎年新登場し、その魅力を最大限に引き出すストーリーが展開されました。
また、バトル演出や背景美術が格段に進化し、映像作品としての完成度が飛躍的に向上した時期でもあります。
第3期:2011年〜2016年(BW〜XY)
この期間は、「映画オリジナルキャラ」の比重が大きくなり、人間ドラマを重視した作品が多く登場しました。
ビクティニやケルディオ、ディアンシーなど、それぞれの“想い”に焦点を当てた構成が特徴です。
さらに「ゲノセクト」「ミュウツー覚醒」など、過去の人気キャラの再登場もあり、ノスタルジーと新鮮さを融合させた試みも見られました。
第4期:2017年〜2020年(リブート路線)
サトシとピカチュウの原点に立ち返った「キミにきめた!」を皮切りに、感動路線・映像リブートが加速します。
「みんなの物語」ではオリジナルキャラとの群像劇が好評を博し、「ココ」ではポケモンと人間の親子関係という新たな視点が描かれました。
全体として、“泣けるポケモン映画”という印象を強めた時代です。
なぜポケモン映画はやらなくなったのか?
長年にわたり夏の風物詩として愛されてきたポケモン映画ですが、2020年の『ココ』を最後に新作が公開されていません。
一体なぜ、あれほど続いていたシリーズが途切れてしまったのでしょうか?
ここではその背景を、主に3つの視点から解説します。
まず1つ目は、テレビアニメと映画の差別化が難しくなったという点です。
2019年からの新シリーズ「ポケットモンスター(剣盾ベース)」では、TVアニメ内でも劇場級の展開や伝説ポケモンとの出会いが描かれるようになりました。
これにより、“わざわざ映画館で見る意味”が相対的に薄れていったという見方が強いです。
2つ目の理由は、サトシというキャラクターの卒業です。
2023年、25年間続いたサトシとピカチュウの物語がアニメ本編で完結し、世代交代が行われました。
その影響で、映画における主軸ストーリーの軸が一時的に消えたことも、シリーズ休止の一因と考えられます。
最後に、コロナ禍以降の映画業界全体の変化も無視できません。
2020年以降は映画館の稼働率が激減し、アニメ映画も興行収入が落ち込む傾向がありました。
ポケモン映画も例外ではなく、ビジネスとしての採算ラインを見直す必要が生じた結果、定期的な公開から一時撤退した可能性が高いです。
今後のポケモン映画に期待すること
現在、新作映画の公開は途絶えていますが、ポケモン映画への期待感は今も根強く存在しています。
特に2025年にはポケモンシリーズ30周年という節目が控えており、再始動のタイミングとしては最適といえるでしょう。
ここでは、今後に向けたファンの期待や可能性を整理してみます。
まず注目されているのが、2025年前後に新作映画が復活する可能性です。
最近の傾向として、TVアニメ「ポケモン新シリーズ(リコ&ロイ編)」が安定した評価を得ており、新たな主人公を主軸とした劇場作品も視野に入ってきています。
長らく続いた“サトシ中心”の構造を脱却し、新世代向けの物語として刷新されることが期待されています。
次に望まれるのは、原作ゲームとの連動企画です。
映画を観た人だけが入手できる“幻ポケモン”の特典は、ファンにとって大きな楽しみの一つでした。
最近ではゲーム内での配信イベントやDLCとの連携も進んでおり、映画とゲームの双方向プロモーションがより強化されることに期待がかかります。
最後に可能性が高まっているのが、Netflixなど配信プラットフォームでのオリジナル映画展開です。
近年のアニメ映画業界では、劇場ではなく配信限定でリリースする動きも加速しており、ポケモンも例外ではありません。
すでにNetflixでは『ポケモンコンシェルジュ』などが話題を集めており、今後は“映画=映画館”という枠を超えた新しいスタイルが主流になるかもしれません。
🌸らけるまの感想

アニメ・漫画が大好きな考察女子🎀
まとめ|ポケモン映画の歴史を振り返って
ポケモン映画は、1998年の「ミュウツーの逆襲」から始まり、20年以上にわたって世代を超えて愛されてきたアニメ映画シリーズです。
その魅力は、感動的なストーリーと幻・伝説ポケモンの魅力、そして夏のイベントとしてのワクワク感にありました。
一時的に映画展開がストップしているとはいえ、その価値や想い出は色褪せることはありません。
また、時代ごとに異なるテーマ性や映像演出によって、シリーズ全体として豊かなバリエーションを持っているのも特徴です。
それぞれの時代において、ファンの心に残る名シーンや名セリフがあり、それがポケモンという作品世界の奥深さを支えています。
これまで見逃していた作品があれば、今あらためて見返すのもおすすめです。
ポケモン映画は、単なるアニメではなく、記憶に残る“文化的コンテンツ”として日本のアニメ史に深く刻まれています。
懐かしさと新鮮さを両立する作品群は、これからも多くのファンにとって宝物であり続けるでしょう。
ぜひこの機会に、あなたのお気に入りのポケモン映画を見つけてみてください。
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🔎 この記事のまとめ
- ポケモン映画は1998年から2020年まで毎年公開され、幻・伝説ポケモンを主役にした名作が多数登場
- 各時代ごとに異なるテーマと演出が魅力で、時代の変化を感じられる
- 映画の休止には、アニメ展開やコロナ禍、サトシ卒業などの理由が影響
- 今後は新主人公での劇場展開や配信映画の可能性にも期待が高まる
- あなたのお気に入りのポケモン映画を、ぜひもう一度見直してみてください🎥
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