スキナーの過去を追い、新興宗教の教団へと潜入したラザロたち。
エレイナはAI「ナーガ」との再会を経て、心の拠り所となる“信頼”のかたちに気づいていく──。
▶ 第6話「HEAVEN IS A PLACE ON EARTH」感想はこちら
『ラザロ』第7話「ALMOST BLUE」では、いよいよスキナーの“次の目的地”が示され、
チームは4つの水没島に秘められた謎へと足を踏み入れます。
美しい青い空、自然の残る島々、そしてそこに隠された過去の記憶──
一方、拠点に残されたエレイナは、仲間の“正体”を知ってしまい、心が大きく揺れ始める。
この回では、“人間とは何か?”という問いが静かに、しかし深く語られました。
らけるま視点で、物語の転換点となるこの7話を掘り下げていきます!
- ラザロ第7話「ALMOST BLUE」のあらすじと展開の要点
- スキナーの次なる計画と水没島の座標の意味
- 自然の風景が象徴する“再生”と“希望”の演出
- ハーシュの正体とAIと人間の境界線への問い
- らけるま視点で読み解く“心”を信じることの大切さ
✅ あらすじ(要約)
破壊されたAI「ナーガ」に残された謎の数字列。
それは地球温暖化で水没した“4つの島”の座標を示していた。
スキナーはその全島を買収し、何かの建設を進めている。
ラザロのメンバーたちは島に向かい、“青い空と自然”という希望の風景を目にするが、
その裏には、人類の過去と未来を繋ぐ秘密が眠っていた。
一方で拠点に残されたエレイナは、仲間ハーシュの隠された記録から、
彼が“人間ではない存在”である可能性に気づいてしまう──。
AIと人間、信頼と存在、過去と再生が交差する、静かなる転換回。
✅ 第7話「ALMOST BLUE」基本情報
- 話数: 第7話
- タイトル: ALMOST BLUE
- 放送日: 2025年5月18日(日)
- 放送局: テレビ東京系列
- 配信: U-NEXT/DMM TV/アニメ放題(24:15〜)
- 脚本: 岡村天斎
- 絵コンテ: イム・ガヒ、灰谷平八郎
- 作画監督: 原修一、近藤圭一、中熊太一、王維慶、金到暎 ほか
- 総作画監督: 林明美、平松禎史
- 制作: MAPPA × SOLA ENTERTAINMENT
🌌 らけるまの視点①:青い空が語る“再生”の風景
荒廃した世界では見られなかった、澄んだ青空と透き通る自然。
島に降り立ったラザロの面々が見たのは、人類がかつて捨て去った“可能性”そのものでした。
草原、鳥の声、風の匂い──
それは単なる風景描写ではなく、「生きていい未来」がまだ残っているという、優しい問いかけだったように思います。
🌌らけるまの視点②:無痛症の島と、スキナーの“選別思想”の原点
アクセルが向かった水没島──かつてそこには、先天性無痛症の住民が暮らしていました。
痛みを感じない、という身体。
それは一見「進化」のようにも思えるけれど、実際には命の危機にも気づけない“危うさ”をはらんだ特性でもあります。
そして驚いたのは、スキナー博士が15年前にこの島を訪れていたという事実。
彼はこの島の住民から遺伝子提供を受けていたそうで──
おそらく、ハプナと呼ばれる存在たちは、この無痛症遺伝子から“生まれた”可能性が高いのです。
無痛症。
それは、“痛みのない体”。
でも、同時に“危険にも気づけない体”。
「痛みを排除することは、恐怖を失うことと同じかもしれない」
そんなふうに、私は感じてしまいました。
スキナーが目指したのは、**痛みを知らず、恐怖も感じない、完全に制御された“人間像”**なのかもしれません。
でもそれって、本当に「人間」なのかな?
感情も、傷も、痛みもあるからこそ、私たちは人を想えるんじゃないかな──
あの青く沈んだ島に、静かに漂っていたのは、
かつて“痛みを知らずに生きていた人たち”の記憶。
スキナーの思想のルーツが、そこにあったのだとしたら──
彼の“選別”という言葉の重みが、またひとつ違って見えてきます。
🌌らけるまの視点③
エレイナは、偶然ハーシュの記録にアクセスしてしまいます。
彼女の過去、彼女のコード、そしてその中に刻まれていたひとつの“名前”。
──スキナー博士の研究所の名簿に、ハーシュの名があった。
その事実を見た瞬間、エレイナの表情はほんの一瞬だけ、止まりました。
信じていた。
ともに戦ってきた仲間だった。
なのに、彼女は“あの人”に繋がっていた…?
でも、エレイナはすぐに怒ったり、叫んだりはしませんでした。
代わりに、彼女の中に生まれたのは“戸惑い”と、“静かな傷み”だったと思います。
「じゃあ、今までの時間は全部ウソだったの?」
…そうは思いたくない。
このシーン、私はとても胸が苦しかったです。
ハーシュのことを、エレイナはちゃんと見ていたから。
- ミッション中の判断
- 仲間への気遣い
- 何も言わず、でも支えてくれていた背中
彼女の“中身”を見ていたからこそ、今さら過去を突きつけられても、
エレイナはただ「どう受け止めていいかわからない」のだと思います。
裏切りなのか。偶然なのか。それとも“何か”を背負った上での選択だったのか──
彼女がスキナーの研究所にいたことが、ハーシュ自身の意志だったのかどうか、
それを、エレイナはまだ確かめようとしている。
だからこそ、この回はただの「事実発覚」ではなく、
信頼が試される心理の転換点だったと、私は感じました。
🌸らけるまの感想

アニメ・漫画が大好きな考察女子🎀
毎週日曜はラザロで魂持ってかれてます…🌀
第7話、ほんとうに深かったです……。
エレイナが見たハーシュの記録。スキナー博士の名簿に彼女の名前があった瞬間、
わたしも思わず息をのんでしまいました。
信じていた仲間の過去に“あの名前”があるって、
それだけで、すべてが揺らいでしまう感覚……。
でもエレイナは、すぐに否定しなかった。怒らなかった。
その“間”に、彼女のやさしさと迷いがすごく出てたと思います。
これまでの言葉、空気、そっと寄り添ってくれていたハーシュの存在。
全部、きっと嘘じゃない──そう思いたいんですよね。
“信じたいけど、疑わざるを得ない”っていう状況、
わたしも何度も経験してきたから、胸がぎゅっとなりました…💧
次回、エレイナがハーシュとどう向き合うのか。
すごく怖いけど、でもちゃんと見届けたいです。
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まとめ|第7話の総評と次回への期待
第7話「ALMOST BLUE」は、“存在”とは何かをそっと問いかけてくる静かな神回でした。
スキナーの謎が一段深まる中で、青い空と自然の島が示したのは、人類に残された希望か、それとも選別の舞台か──。
そしてハーシュの正体に触れたエレイナのまなざしが、とても切なくて、美しかった。
アクションではなく、「心」と「関係性」が物語の中心に据えられた回だったと感じます。
次回は、いよいよスキナーの全貌が明かされる予感も…?
島の真の目的とは? そしてラザロのメンバーは再び心をひとつにできるのか──
“崩れかけた信頼”と“希望の断片”が交錯する第8話に、期待しかありません。
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- 第7話は“再生”と“存在”を描いた深い心理回でした
- スキナーが買収した水没島に物語の鍵が隠されていました
- 自然とテクノロジーの対比が強く印象づけられました
- エレイナとハーシュの関係から“心の在り方”が問われました
- シリーズの根幹テーマが動き始めた、重要な転換点でした
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